こんにちは。
心理カウンセラーの蒼乃勇信(あおのゆうしん)です。
ここ数年「自己肯定感」という言葉をよく耳にする
ようになったと思います。
書店へ行っても「自己肯定感を高める」という趣旨の
本がたくさんありますよね。
一方で、自己肯定感の意味を皆さんは理解している
でしょうか?
試しにgoogleで検索してみると
「自らの在り方を積極的に評価できる感情、
自らの価値や存在意義を肯定できる感情」
などと出てきます。
「自分はこれでいいんだ」という感覚です。
しかし、こう言われても感覚的に理解
できないという方も多いと思います。
自己肯定感というものは空気のような
もので、あると分からないけど、
なくなると苦しくなるものです。
そこで、本日は自己肯定感がない場合に
表れる症状をご紹介していくことで
自己肯定感について理解していただきたい
と思います。
自己肯定感が低い人の特徴①
「私なんて」と思ってしまう
自己肯定感が低い人は、自分は価値が低い人間だ
と感じたり、自分はどこか他人と比べておかしい
と感じてしまいがちです。
そのため、
「自分なんかができるわけがない」
「自分なんかが求められるわけがない」
と考えがちです。
自分に自信がなく、職場でも友人間でも
積極的になれないですし、人前に立つこと
なども避ける傾向があります。
自己肯定感が低い人の特徴②
頑張りすぎてしまう
自分には価値がないと感じている人は、
「自分がどうしたいか」よりも
「他人がどうして欲しいか」、
「人としてどうあるべきか」を
優先して物事を考える傾向があります。
そのため自分が疲れていても
仕事量が多すぎてパンクしていても、
周りの人達の要望を聞いては
無理をする傾向があります。
職場で責任のある立場になると
「メンバーの話を聞かなければ」
「メンバーが大変だから助けなければ」
と考えて、
他の人に仕事を振れずに、
結局自分が全部やってしまうという方
も多いのではないでしょうか?
そのために遅くまで残業したり
休日に出勤するという経験は
私にもありました。
人には限界というものがあるのですが
それよりも「こうあるべき」という
ルールを優先してしまう状態です。
自己肯定感が低い人の特徴③
他人に振り回される
②で申し上げた通り
自分に価値がないと感じている人は
「相手がどうして欲しいか」
を中心に考える傾向があります。
そのため、相手の要望によって
いちいち自分が振り回されるのです。
例えば、仕事で忙しいのに
隣の人がずっと喋りかけてきて
なかなか作業が進まない
といった場面でも、
相手の話を延々と聞き続けてしまいます。
逆に話を聞いて欲しい人も
こういった人を嗅ぎ分ける力があり、
自己肯定感が低いが低い人は
どこへ行ってもターゲットに
される傾向があります。
自己肯定感が低い人の特徴④
親しくなれない
「自分なんて・・・」と思っている人は、
自分が相手にポジティブな影響を
与えることができないと思っています。
例えば、友達がいたとしても
他の人たちのようにLINEを
送ったり電話したりできません。
なぜなら、自分がLINEや電話をしても
相手が喜ぶはずがないと思っているからです。
職場の送別会で何か言葉を贈ったり
人にお礼を伝えるということも苦手
だという人が結構多いものです。
これは「価値がない」自分が何をしても
相手には「価値がない」と考えているからです。
自己肯定感が低い人の特徴⑤
嫌われてしまう
自己肯定感が低いあまり、
愚痴や自虐的なことをいう人は
周りから敬遠されてしまいます。
これはシンプルに相手を
疲れさせてしまうからですね。
また、何か親切を受けた時に
過剰に謙ってしまう方も
相手からすると接しづらいと
感じられてしまいます。
ちょっとした気持ちで何か
親切をしてあげたただけなのに、
あまり仰々しく有り難がられると
相手としては戸惑ってしまうからです。
自己肯定感が低い人の特徴⑥
過度に攻撃な態度をとる
他の特徴と矛盾するように思われますが、
自己肯定感が低い人の中には過度に
強気な態度をとる方も多くいらっしゃいます。
これは、弱みを見せたら
侮られてると思っているためです。
自分に価値があると感じている人は
自分がミスをしたり、ダメな部分が
あってもそれも含めた自分に自信をもっています。
しかし、自己肯定感が低い人は
欠点のある自分を出してしまうと
受け入れられなくなると思っているのです。
そのため、何かミスを指摘されても
認めずに攻撃的な態度をとるという
ことがあります。
職場でもよく見かけるタイプですが、
こういった方は自分に自信がある
のではなく、受け入れらなくなるのが
怖いのです。
まずは自己受容から
いかがでしたでしょうか?
当てはまるものがあれば、
あなたも自己肯定感が低い
可能性があります。
自己肯定感を高めるためには
最初に「自己受容」が必要です。
つまり、
「こんな自分はダメだ」
という状態から、
「自分はこれでいいんだ」
と自分を受け入れる
という段階が必要です。
ここで、多くの人がやりがちな
間違いは自分の良いところを
たくさん見つけるという方法です。
視点をシフトするという意味では
それも必要かも知れません。
しかし、自分の良い面ばかりに
注目するだけでは自己受容は
できません。
むしろ、日常生活の中で
自分の悪い面に直面した時に
すぐに崩れてしまいます。
自己受容するためには、
まず良いところも悪いところも
含めたありのままの自分を
見れるようになる必要があります。
そして、良い部分も悪い部分も
全て含めた自分を受け入れる
というのが本当の自己受容です。
これは頭では理解できると
思いますが、
どうやって自己受容すれば
良いのか分からない方の方が
多いと思います。
そういった方は、
是非私にお手伝いをさせてください。
あなたとお話しできることを
楽しみにしています。
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