こんにちは。
心理カウンセラーの蒼乃勇信です。
この記事を読んでいただいている方は
自分の中にどこか「変えたい」部分を
お持ちだと思います。
「内気な自分を変えたい」
「もっと自分の意見を言えるようになりたい」
「人目を気にせずありのままで
過ごせるようになりたい」
そうやって成長を求めることは
素晴らしいことです。
しかし、順調に変化できる人がいる一方で
なかなか変化できない人がいます。
そこには、ある違いがあります。
今の自分を認めることが変化の近道
実は、逆説的ですが楽に変化できる人の特徴は
どこかの時点で自分の「変えたい部分」を受容しています。
この「自己受容」が変化の土台になるのです。
逆に、自己受容できていない人は
どうでしょうか?
いくら努力をしていても、
理想の自分に至らない面が目につくと
その度に「こんな自分には価値が無い」
と落ち込んでしまいます。
例えば「内気な自分はダメ」と
思っている人がいたとします。
しかし、いくら努力しても
常に外向的であることはできません。
すると、内気な自分が顔を出した時に
「やっぱり自分はダメだ」と落ち込んでしまいます。
他にも「怠慢な自分はダメ」と
思っていると、
少し休憩してゲームをしたり
テレビを見たりするだけでも
罪悪感や不安を感じてしまいます。
しかし、人間は機械ではありません。
リラックスしたり遊ぶことでエネルギーを
補充しなければ動くことはできません。
また「良い人でなければダメ」という
思い込みを持っている人も多いものです。
こういった方は誰かに多少苛々しただけ
でも罪悪感を感じるかも知れません。
しかし、人間は良い面も悪い面も
同時に持っている存在です。
100%良い人であることはできません。
正しいマインドセットは「全肯定」
この様に、自分の中で受容できない
面をもっていると必ずどこか無理があります。
こう言うと、
「変えたい部分なのに受容するというのは
やはり理解できない」
と言われることがよくあります。
その疑問はごもっともです。
では、楽に変化できる人のマインドは
どの様なものなのでしょうか?
実は、楽に変化できる人のマインドは
「どちらの自分であっても肯定する。
しかし、今は~であることを選択する。」
というものです。
例えば
「内気な自分も外向的な自分も肯定する。
しかし、今自分は外向的であることを選択する。
(もしくは内気であることを選択しない)」
という様に考えます。
同様に
「怠慢な自分もストイックな自分も肯定する。
しかし、今はストイックな自分を選択する。
(もしくは、怠慢な自分を選択しない)」
と考えます。
どちらの自分も肯定するものの
どちらかを自分の意思で「選択」するのです。
そうです、「選択」することが重要なのです。
自分の一面を否定することは自分自身を否定することに等しい
人間の潜在意識は主語を区別しない
と言われています。
また、過去や未来といった時間の概念も
区別しないと言われています。
つまり、過去の自分であれ自分の一面であれ
自分を否定するということは、
潜在意識の中ではどんな自分も否定している
ということになります。
人間の脳にとって一番のストレスは
自己否定です。
だから、楽に変化をしていくためには
どんな自分であれ否定してはいけないのです。
いかがでしたでしょうか?
「自己受容」は言葉にすれば簡単ですが、
実際に感覚として会得するのは一人では
難しいものです。
お悩みであれば、是非お声掛け下さい。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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