こんにちは。蒼乃勇信(あおのゆうしん)です。
内向型の皆さんは、
「他人と比べて疲れやすい」
と感じることはありませんか?
例えば、
・職場で周りがまだバリバリ
仕事をしている時間なのに、
自分だけ集中力が切れて頭が働かない…
・友達や同僚と遊びに行ったり
飲みに行った時に、
「まだ、別のところ行くの?」
「そろそろ帰りたいんだけど…」
と自分だけテンションが違う…
私も、よくこういった経験をしてきました。
こういった経験が続くと、
「自分は体力がないんじゃないか」
「仕事にやる気が無いんじゃないか」
と自分に対する疑問が湧いてきてしまいますよね。
しかし、実は内向型の人達は
そうでない人と比べて疲れやすい原因があります。
大きく分けて2つご紹介します。
疲れやすい理由① 内向型は脳の特性として刺激に弱い
まず、内向型の特性として「ドーパミン感受性が高い」
という脳の特性が挙げられます。
ドーパミンとは神経伝達物質の一種で、
特に快感や覚醒等に係る物質です。
やる気が出たり快感を感じている時は、
脳内でたくさんのドーパミンが分泌されています。
脳がどの程度のドーパミンを必要とするか
というのは個人差がありますが、
内向型の脳はこのドーパミンの必要量が低いのです。
つまり、少しの刺激で満足できるわけです。
一方、外向型の脳はドーパミン感受性が低いため、
内向型と同じ刺激では満足できず、
刺激をたくさん求めるわけです。
そして、世の中の外向型、内向型の割合でいえば、
8割程度が外向型だと言われており、
人が集まる場所は自ずと外向型基準になってしまいます。
その基準の中で生活をしていると、
内向型には刺激が多過ぎるのです。
その結果、周りがまだ元気であるにも関わらず、
自分だけ刺激過多で疲れているということが起こるわけです。
だから、皆さんが疲れやすいというのは
自然なことなのです。
ここに対しては、できるだけ刺激を
コントロールしていくしかありません。
机や身の回りを片づけたり、
可能であれば周りの人達にも
皆さんの特性を知っておいてもらうと良いですね。
疲れやすい理由② 「べき思考」がある
実はもう一つ、
内向型が疲れやすくなる原因があります。
近年は内向型に関する書籍等も多く出ており、
先程の内向型の脳の特性に関しては
多くの書籍で説明がなされています。
これまで他人と比べて疲れやすい
自分に悩んでいた人は、
脳の特性によるものだということを
聞いただけでも、救われた気分になるかも知れません。
しかし、脳の特性自体は
変えることはできません。
ここに対してはできる範囲での
対策がとれるだけです。
一方で、もう一つの原因は
修正していくことが可能です。
その原因というのは
「~でなければならない」
という思考にあります。
会社や学校、至る所で理想とされる人
を思い浮かべてみて下さい。
明るく元気で誰とでも仲良く喋れて、
積極的に色んな課題を達成していく
エネルギッシュな人が思い浮かびませんでしょうか?
これらは外向型の特徴です。
私自身もそうですが、小さい頃から
「もっと積極的に喋れ」
「元気がない」
「一人でばかりいないで人と関われ」
等と言われたり、
もしくは、何となくの空気から
「外向的にならなければならない」
という価値観を無意識に学んできました。
この「外向的にならなければならない」
という価値観をもっていると、
常に本来の自分を隠して、自分とは対極にある
理想像を演じようとします。
先に説明したとおり、内向型の特徴
は脳の特性によるところが大きく、
それを隠して外向的に振舞おうとするのは、
かなりの意志の力を必要とします。
加えて、内向的な自分を隠そうとすると
「バレるかも知れない」という不安感と
常に戦わなければなりません。
そして「隠そうとする」ということは、
「自分はダメだ」という前提があり、
無意識に自分を否定している状態でもあります。
これでは疲れないという方がおかしいのです。
しかし、遺伝的な脳の特性自体は
治すことが難しいですが、
こういった思考はこれまでの経験の中で
後天的に見つけたものです。
つまり、これからでも
修正していくことが可能なのです。
ただ、これにはコツがあります。
単に頭の中で思考を変えようとするだけでは、
無意識の思い込みはなかなか消え去ってくれません。
そうすると
「頭では分かっているけど、
なかなか変われない…」
という状態になってしまいます。
私は、こういった状態で
グルグルと悩んでいる方たちを
これまで何人も見てきました。
私のヒプノカウンセリングの中では、
こういった無意識の思い込みを修正する
ということを重視しています。
一旦、思考が変わるとカウンセリングを
終えた後もぶり返しが少なくなります。
気にかかる方は、是非お試しカウンセリング
にお申込み下さい。
あなたとお話できることを楽しみにしています。
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