【あなたは大丈夫?】自己肯定感マーケティングの罠

こんにちは。

 

心理カウンセラーの蒼乃勇信です。

 

近年は「自己肯定感」という言葉が非常に人気ですね。

 

書店へ行けば「自己肯定感を高める」と
銘打った書籍が散見されます。

 

facebook等のSNSを覗いていても
「自己肯定感を高める」方法といった
記事や広告がたくさん目に入ります。

 

確かに、自己肯定感を高めること
は非常に重要です。

 

自己肯定感が低い状態は
「自分には価値が無い」
と考えている状態です。

 

「自分には価値が無い」から
自分の意見や行動を二の次にして
他人に合わせてしまいます。

 

また、他人からどう思われるか
気にしてしまって自分らしく
振る舞うことができません。

 

これでは自分の人生を
思う様に生きることはできません。

 

他人が自分の判断の基準なので
常に他人に振りまわされて疲れてしまうでしょう。

 

この状況を改善しようと
努力している方も
多いのではないでしょうか?

 

しかし、以下の様な方は要注意です。

 

「自分も自己肯定感を高めるために
 たくさん本を読んでいる」

「自己肯定感を高めるための
 オンラインサロンに入会した」

「自己肯定感を高める講座に
 参加している」

 

該当するという皆さんは
「自己肯定感」マーケティングに
引っかかっているかも知れません。

 

「どういうこと?」
と思われた方もいらっしゃると思います。

 

本日はその点について
お話させていただきます。

 

 

根本原因を改善しない限り症状は繰り返す

 

前提として「自己肯定感が低い」のは症状です。

 

例えば「歯が痛い」という症状があった場合
とるべき行動は虫歯を削るか抜くという治療です。

 

いくら痛み止めを飲んで抑えたところで、
根本原因である虫歯が残っていれば
痛みは何度でも再発し悪化の一途です。

 

または、虫歯の原因が「歯を磨かない」
という生活習慣にあるかも知れません。

 

この場合は、「歯を磨く」という習慣を
身につけなければ虫歯を繰り返します。

 

「自己肯定感が低い」という症状に関しても
同様のことが言えます。

 

根本原因を改善しない限り
改善と悪化を繰り返しながら、
スパイラル的に悪化を続けていきます。

 

それでは「自己肯定感が低い」という
症状の根本原因は何でしょうか?

 

 

自己肯定感が低い根本原因は愛着障害にある

 

「自己肯定感が低い」根本原因は
愛着障害にあります。

 

愛着とは簡単に言えば親との間に
情緒的な絆が結ばれることを言います。

 

幼少期に何かある度に、
親が「怖かったね」等と気持ちを
肯定してくれたり慰めてくれる。

 

そのことによって、
子供は自分が大切にされている
=「自分は価値のある人間だ」
と認識するようになります。

 

こういった子供は、成長しても
「自分は他人から受け入れらる存在だ」
「その価値がある人間だ」
と確信しているため、
他人に躊躇なく甘えたり頼ったりできます。

 

そして他人から何か言われたとしても
それが自分の価値を下げるものではないと
認識しており、精神的に安定するのです。

 

一方、こういった愛着が上手く形成
出来なかった子は、逆に自分を
「価値の無い人間だ」
と無意識に信じるようになります。

 

そして、
「自分はダメだ」(自己肯定感が低い)
という症状が表れるのです。

 

 

潜在意識を変えて愛着障害を克服する

 

以上の様に、自己肯定感が低いのは
愛着障害によってできた
「自分には価値が無いんだ」
という信念が原因です。

 

そして、その信念によって
不安定な人間関係のスタイルが形成され
それが更に信念を強化しているのです。

 

従って、自己肯定感を高めたい場合、
最終的には「自分は価値が無い人間だ」
という信念を緩める必要があります。

そして、愛着障害によってできた
人間関係のスタイルを改善すれば
自己肯定感が低いことに悩むことは
なくなります。

 

そうでなければ、
一生「自己肯定感を高める」という
書籍や講座などに時間とお金を
注ぎ込む羽目になってしまいます。

 

もちろん、市販の書籍のワーク等で
一時的に自己肯定感を高めることを
否定するわけではありません。

 

しかし、せっかく一時的にでも
自己肯定感を高めたのであれば、
根本原因を取り除くための
新たな行動に是非乗り出して下さい。

 

潜在意識に影響を与えるための手法
としてはヒプノセラピーがお勧めです。

 

自己肯定感で悩まれている方は
是非お声掛け下さい。

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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